誕生からおよそ170年!パパと紐解くタオルの歴史

やあ、みんな元気かな?タオルパパだよ。 つい最近、元号が「令和」になり、巷では令和ブームが盛り上がりをみせているね。新しい歴史が誕生する瞬間に立ち会った、あの何だかワクワクする気持ち、パパもよく分かるぞ!誕生と言えば、みんなは、毎日使っているあのタオルがいつ、どこで誕生したのか知っているかな?今回は歴史つながりで、タオルの歴史を紹介してみるぞ。少し長くなるけど、ぜひ読んでみて欲しいな。

タオルパパ

諸説ありのタオルの語源

タオルは、スペイン語のトアーリャ(Toalia)かフランス語のティレール(Tirer)からきた言葉で、もともと湿気を拭き取る布を総称していたんだ。今は布面にパイルを持つテリー織りのことをタオルと呼んでいるよ。ただ、最近はテリー織りだけではなく、様々な素材や織り方のものも多く出回っているから、一般の人は体やテーブルを拭いたりする布のことを総称して「タオル」と呼んでいるんじゃないかな。生活するうえで厳密に分類する必要はないけれど、このタオル本来の特徴は豆知識として覚えておくと良いぞ。

実は偶然だった!?タオルの生い立ち

タオルが誕生し、世界中で使われるようになったのには、二人の人物が深く関わっているんだ。一人は、イギリス人のヘンリー・クリスティー。彼が1850年にトルコを旅行した際、ハーレムで手工芸品として作られていたタオルの原型を手に入れ、そのループ状の織物の良さと可能性を認めて母国に持ち帰ったのが、タオルの誕生物語の始まりだよ。もう一人は、彼が工業化を進めるように相談した人物、サミュエル・ホルト。ヘンリーが、この素晴らしい織物についてホルトに相談したところ、彼はこの織物に大変な興味を覚えて、手織りの織機ですぐに試織を始めた。「ターキッシュタオル」と名付けて販売したところ、当時としては物珍しいこの織物は瞬く間に広がったそうだよ。

その後、ホルトは、アメリカに渡ってタオル会社を設立し、1864年にアメリカで初めてタオルが工業生産されるようになったんだ。以降、アメリカとヨーロッパを中心として、みんなが使っているようなタオルが生産されるようになったんだね。

日本にタオルが入ってきたのは明治初期

日本では、明治初期に輸入された記録が残されているぞ。当時のタオルは高級品で、その柔らかさと優れた保湿性や通気性があることから、ほとんど襟巻(マフラー)として使われていたんだ。このタオルは、幅45cmほどで長さは160~190cm位だったと記録されているよ。日本では、1880年(明治13年)頃からタオル作りの工夫を始め、1887年(明治20年)頃から、ホルトに30年遅れて本格的なタオル生産が盛んになったんだ。

今では世界中の人々に使われ、生活するうえで欠かせないものになっているのは、みんなも良く知っているよね。タオルが世界中で受け入れられたのは、便利さと吸水性の高さなどが、その国で使っていた従来のタオル(日本で言うならば手ぬぐい)と比べて、優れていたからだそうだよ。ただ、面白いことに、サイズや用途、名前などは、それぞれの国や地域に以前からあるものがそのまま使われているようなんだ。日本では、手ぬぐいのサイズが基本になっているのがその例の一つでもあるんだけど、これはタオルがその国の文化に上手に溶け込んでいったことを表しているようで、なかなか興味深いことだね。

タオルの歴史を少しばかり紐解いてみたけど、どうだったかな? 日本は新しい元号「令和」になり、新たな歴史がスタートしようとしているけれど、タオルが誕生してからは、実に170年という歳月が経過しようとしているんだ。タオルを使う時には、彼らタオルたちが、そんな長い歴史に育まれてきたことも思い出してみて欲しいな。

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タオルパパです。よろしく!タオルママには知識量は負けるけど、これでも色々物知りなんだ!製品や技術などの話は、タオルパパから伝えていくよ!

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